POLICYINNOVATION

私は大学卒業以来、東京霞ヶ関で国の予算や法律を作る仕事をしてきました。
しかし時代が進むにつれ、中央官庁は現場に疎くなり、東京一極で国全体を振り回すのは無理だと考えるようになりました。
10年前故郷に戻る機会があり、私は大学で、自立的な地域経営を担う人材を育てる活動を始めました。今世界は大きなイノベーションの波の中で、コロナ の災厄を受け、一気に変化のスピードを上げています。そんな時に日本は、あちこち硬直化して、新しい動きについていけなくなっている・・・
国全体で動きが取れないならば、地域が自立して新たな時代を拓くしかありません。
私は国の形を変え、九州に、一歩先を行くイノベーティブな世界を作りたい。
東京ではなく世界に目を向けて、チャレンジする若者を支える環境を作ることが私の仕事だと考えるようになりました。
その活動拠点としてこの谷口政策イノベーションラボを立ち上げます。

谷口 博文(たにぐち ひろふみ)

1954年

福岡県立修猷館高校、東京大学法学部卒業

1977年

大蔵省に入り、主計局主計官、法規課長などを経て、九州財務局長、金融庁審議官、関東財務局長、国土交通省政策統括官に就任

(A)財務省時代の経歴

1977年 大蔵省入省
1978-80年 西ドイツ フライブルク大学 留学 EC法の調査研究
1984-86年 厚生省年金局 年金改革(基礎年金の導入)
1986-91年 大蔵省主計局 財政計画、建設省、防衛庁担当
1991-94年 在オーストリア日本国大使館 経済担当
1995-2000年 大蔵省主計局主計官 法規、防衛庁担当
2000-2004年 財務省政策金融・信用機構課長 金融危機対応
2004年 九州財務局長
2005-2007年 金融庁検査局・監督局審議官 検査マニュアル地域金融機関担当
2007年 関東財務局長
2008年 国土交通省政策統括官 総合交通体系、首都機能移転担当
2012年 財務省退職

2012年財務省を退職

2009年

九州大学産学連携センター教授

2010年

九州大学で「地域政策デザイナー養成講座」を開設し、地域経営を担う人材の育成と社会課題の解決に貢献

(B)地域政策デザイナー養成講座

『地域政策デザイナー養成講座」は九州大学、九州経済連合会、九州経済調査協会、九州地域産業活性化センター、西日本新聞社による実行委員会が運営する産学連携セミナー。
2019年まで九州大学の基幹教育展開科目「地域政策プロジェクトデザイン」を履修する大学院学生と一般募集された社会人とを一つのクラスにして、著名な有識者による講演とワークショップを実施した。350人を超える修了生は現在、福岡県庁、佐賀県庁、福岡市役所、糸島市役所、唐津市役所等の官庁や、九州電力、JR、西鉄、福岡銀行、西日本シティ銀行、西部ガス、九電工、QTnet、NEXCO西日本など地域経済の中核を担う組織中枢で活躍するほか、起業家として世界に羽ばたく若者も多く輩出している。
2019年に退職するまでの各年の授業のテーマと講師一覧を下に掲げる。

年度 テーマ 主な講師
2010 「九州の自立と成長戦略〜魅力ある九州の実現のために〜」 チャールズ・レイクⅡアフラック会長、中川勝弘トヨタ副会長、モンテ・カセムAPU学長、和泉洋人内閣府事務局長、石原進JR九州会長、森雅志富山市長、宮本雄二中国大使、村尾信尚キャスター、矢田俊文北九州市立大学学長、末井誠史警察庁交通局長、志野光子外務省人権人道課長、有川節夫九大総長、久保田勇夫西日本シティ銀行頭取
2011 「震災後の日本の進路と九州の今後のあり方」 細川昌彦中部大学教授、杉本和行元財務事務次官、樋渡啓祐武雄市長、木下信行日銀理事、マリ・クリスティーヌ国連ハビタット親善大使、松尾元信財務省主計官、ロバート・ファン シネックス創業者、石井祐司元航空自衛隊空将補、岡島正明農水省元官房長
2012 「地域の課題解決と新たな成長への道」 孫泰蔵モビーダジャパンCEO、松本嶺男糸島市長、杉田かおる、辻哲夫元厚生労働事務次官、岡島敦子内閣府男女共同参画局長、古川康佐賀県知事、板東久美子文部科学省高等教育局長、末吉與一元北九州市長、下田功アビスパ専務、村上文佐賀県共同参画センター館長、小川全夫熊本学園大学教授、岩野和生三菱商事顧問
2013 「人口減少下の新たな成長のかたち」 麻生渡前福岡県知事、寺島実郎日本総合研究所理事長、山崎拓自民党総合政策研究所長、高橋礼一郎内閣府国際平和協力本部事務局長、谷口和繁世界銀行駐日特別代表、根本祐二東洋大学教授、トム・イエイツ駐福岡オーストラリア総領事、青木麗子DLC・JBコンサルティング、松尾新吾九経連名誉会長
2014 「グリーン経済の構築による地域の持続的成長と広域行政」 浅野史郎元宮城県知事、ムハマド・ユヌス、牧野光朗飯田市長、善養寺幸子政策コンサルタント、森永卓郎独協大学教授、萩原なつ子立教大学教授、白石順一環境省参与、村木厚子厚生労働省事務次官、外尾悦郎、高宮俊諦タカミヤ社長、辰巳浩福岡大学教授、寺西俊一一橋大学教授、麻生泰九経連会長
2015 「産学官連携・事例研究〜地方創生プロジェクトを成功に導く条件とは〜」 伊藤明子まちひとしごと創生本部事務局次長、村上和彰システム九大情報科学研究院教授、馬場園明九大医学研究院教授、都甲康至九大芸術工学院教授、脇山真治九大芸術工学院教授、山本康友首都大学東京教授、志村高史秦野市公共施設再配置推進課長、窪田昌行NPO法人理事長、小野泰輔熊本県副知事、久保田勇夫福岡経済同友会代表理事
2016 「ソーシャル・イノベーションによる新しい価値の創造」 高橋正巳ウーバージャパン社長、野々村健一・石川俊祐IDEO Tokyo ディレクター、垣内俊哉ミライロ社長、両角将太FVentures代表パートナー、渡辺大輔有限公司、鯉渕美穂MIKAWAYA社長、佐渡島志郎在タイ日本大使、稲田修一情報未来総研代表、安達淳治KyuluxCTO、田村大リ・パブリック共同代表、山口絵里子マザーハウス代表
2017 「新たなダイバーシティの潮流と価値創造」 佐々木久美子グルーブノーツ会長、紺野登多摩大学教授、藤沢久美シンクタンクソフィアバンク代表、モンテ・カセム立命館大学理事、サボイ・クリスKyulux CEO、龍造寺健介本多機工社長、崎田恭平日南市長、竹本吉輝トビムシ代表、伊藤明子国土交通省住宅局長、坊垣佳奈マクアケ代表
2018 「イノベーションを引き起こす規制改革」 佐々木紀彦NewsPicks編集長、佐脇紀代志内閣府規制改革推進室参事官、遠藤幹子マザーアーキテクチュア代表理事、村岡浩司有限会社一平代表、松尾元信金融庁総務企画局参事官、長野恭紘別府市長、春日博文ポート社長、岡野秀之九州経済調査協会部長、アハメッド・アシル九大システム情報科学研究院准教授、竹本吉輝トビムシ代表

アントレプレナーシップセンター長を経て2019年九州大学を退職

2019年

筑紫女学園大学教授

最近の社会活動

福岡アジア都市研究所主幹研究員/企画委員会委員(2011~2019)

(株)産学連携機構九州 九州PPPセンター長(2013~2019)

九州経済連合会行財政委員会副委員長・企画部会長(2013~2019)

九州経済調査協会研究委員(2013~2019)

唐津市総合基本計画審議会委員(2014~2016)

糸島市公共施設等総合管理計画検討委員会会長(2015~2017)

九州地方社会保険医療協議会会長(2016~現在に至る)

苅田町財政健全化検討会議座長(2016〜2017)

長崎市交流拠点施設整備運営事業受託者選定審査会会長(2017~2018)

福岡財務支局アドバイザー(2018~現在に至る)

嬉野市庁舎のあり方検討委員会委員長(2019〜現在に至る)

メディア

ラジオ

FM Fukuoka QTpro, BBIQ モーニングビジネススクール

KBC That's on Time, That's Focus

日本経済新聞/経済教室2016.10.27「車の相乗りビジネス 〜変革生かすルール作りを 政策にも官民協働が必要」

日本経済新聞/経済教室2015.5.4 「地方創生 地域の視点(上) 官民・広域の連携が必須 英国の事例参考に 自ら生き残りへ知恵絞れ」

日本経済研究所/日経研月報 Vol. 445特集PPP/PFIの動向と展望「官民連携と地方創生〜九州PPPセンターの取り組み〜」

日本経済団体連合会/月刊経団連 特集 地域主導の国づくり〜新しい地域経営の胎動と道州制〜

専門分野

◯ 政策イノベーション・アントレプレナーシップ

◯ 九州政府・広域行政・道州制

◯ 地方創生・地域経済・人材育成・公共政策

◯ PPP(Public-Private Partnership)・官民連携/産学連携事業

(C)専門分野の研究業績、講演実績等

政策イノベーション・アントレプレナーシップ

著書

「政策イノベーション〜Kyushu-Fukuokaからの挑戦」2018 幻冬舎

論稿

「ライドシェアに係る法規制の現状と今後の方向性 ~イノベーションに親和的な法形成プロセス~」2017ベンチャーレビュー30号(日本ベンチャー学会誌)

講演

「アントレプレナー育成とイノベーション・エコシステムの形成~新たな政策デザインの試み」2018金融庁金融研究センター

幹事

「第20回全国大会/テクノロジー・スタートアップと地域エコシステム」2017日本ベンチャー学会

九州政府・広域行政・道州制

論稿

「広域的統治機構のガバナンスに関する一考察~国の出先機関の受け皿としての『九州広域行政機構』のあり方を中心に~」2012都市政策研究第13号(福岡アジア都市研究所)

講演

「地方分権シンポジウム/東京一極集中と地方分権改革」2020広島県・中国経済連合会(コロナ禍のため中止)

講演

「道州制シンポジウムin長崎/九州における地方創生と広域連係の推進」2016九州経済連合会

講演

「九州地域活性化シンポジウム/ゲートウェイ九州とインフラのストック効果〜新しい風を西から〜」2015九州地方整備局/九州経済連合会/九州経済調査協会

講演

「九州未来会議 in 唐津」2015九州経済フォーラム

講演

「地方分権・道州制シンポジウム in 熊本「人口減少時代における九州の未来〜幸福量の最大化を目指して」2015九州地域戦略会議

講演

「提言に向けて 〜最近の道州制論議との関連〜」2014福岡県議会・九州の自立を考える会

講演

「道州制を巡る議論の整理」2014九州経済連合会

講演

「広域行政セミナー/国の出先機関改革と九州における道州制議論の行方」2013福岡県議会・九州の自立を考える会

地方創生・地域経済・人材育成・公共政策

論稿

「地域公共交通政策における自治体の役割と助成制度に関する研究 ~ドイツ・フライブルクの事例報告」2013都市政策研究第14号(福岡アジア都市研究所)

論稿

「地域の公共政策を担う人材育成プログラムの研究~交通まちづくり政策に関する政策提言の事例を中心に~」2011都市政策研究第12号(福岡アジア都市研究所)

講演

「官民連携フォーラム/地方創生とPPP」2016浜松市

講演

「地方創生は異次元の成長戦略となりうるか ~新たな政策主体のデザイン~」2016経済同友会地方創生委員会

講演

「地方創生プロジェクト成功の条件 ~広域連携・官民連携」2016福岡県長村議会議員研修会

講演

「稼ぐインフラ」2015九州建設技術フォーラム

講演

「地方から見た『地方創生』~異次元の成長戦略をどうデザインするか」2015まちひとしごと創生本部・自由民主党地方創生実行本部

講演

「パブリックガバナンス改革シンポジウム/地域経営の環境整備と地方創生」2015パブリックガバナンス改革推進協議会

講演

「地方創生—成功のための条件」2015佐世保地域経済活性化推進協議会

講演

「平成26年度全国大会/地域を担うグローカル人財の育成と地域の自立〜地域政策デザイナーの育成」2014日本造園学会

講演

「地域を担う人材育成と地域の自立〜パブリックガバナンス改革〜」2014熊本市都市政策研究所

講演

「人口減少下における新たな成長のかたち」2014唐津市幹部職員マネジメント研修

講演

「首都中枢機能のバックアップ拠点について」2013福岡経済同友会

PPP(Public-Private Partnership)・官民連携/産学連携事業

論稿

「官民連携事業の推進策に関するカナダの事例報告 ~日本のPPP/PFI政策へのインプリケーション~」2014都市政策研究第16号(福岡アジア都市研究所)

論稿

「交通分野におけるPPP/PFI活用のあり方 ~オーストラリアの事例とその応用のための立法論的考察」2013都市政策研究第15号(福岡アジア都市研究所)

発表

「糸島市連携研究発表/PPPを活用した糸島市のまちなか居住推進に関する研究」2015糸島市助成研究

講演

「地域における官民連携」2018日本計画行政学会

講演

「九州沖縄ブロックプラットフォーム/PPP/PFI推進首長会議」2018内閣府・国土交通省

講演

「官民連携によるまちづくり推進ワークショップ in 福岡/産官学金地域プラットフォームの形成に向けて」2015国土交通省

講演

「研究発表/PPPと公共政策」2014京都大学第120回建設マネジメント研究会

講演

「九州PPPセンターの担う役割〜産官学金地域プラットフォームの形成に向けて」2014九州経済産業局

講演

「九州におけるPPP/PFIの展望と意義」2014福岡財務支局九州の未来力2030

講演

「地域密着型金融シンポジウム/産学官金の連携による地域経済の活性化」2014福岡財務支局